続・いじめ ―終わらない想い―


「お父さん…怖いね…」

『…うん。私に対しても…』


変わっていってしまった。
沙織お母さんがいなくなってから…

離ればなれになった


「いつから…?」

『私が物心ついた時には…』

どこか寂しそうな目をした。私も、鈴華も…


「お父さんは、

まだ引きずってるんじゃないかな…私は一週間しか居られないけど 何とかしたい…

私も お父さんの娘だから」


…それは 想ってるんだ。
変わっていけたら…

沙織お母さんが何かを残してくれていたら…何か、言葉をください。

心の中で願った


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