続・いじめ ―終わらない想い―


「今日は、早帰りなんだよね…」

『何だっけ…あっ!!!』

忘れかけていた事を突然思い出す

…それって…
〝通知表〟つけるから…!?

忘れてた…。


「通知表?」

『あ、いや…う…』

こんな風に明るい日なのも、私が記憶している中では 初めてだった。


「私は大丈夫。

だって、鈴実と違ってちゃーんと勉強してたしー」

暗いムードを、すぐに打ち消した鈴華が自慢げに言う


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