続・いじめ ―終わらない想い―


支度。朝食…
どれも、時間を感じないほどの短さだった

約束の12時―――…


空港まで 見送りに行った
父が送ってくれた


「今までありがとう…」

『…うん。これ、よかったら…読んで。
またね…』


笑って鈴華は去っていく。呆気ない終わりだった
鈴華が見えなくなる寸前、叫んだ


『お姉ちゃん! 絶対帰って来てね…! 待ってるから…』

涙ぐんだ眼には、真っ直ぐ…
鈴華が映っていた。


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