続・いじめ ―終わらない想い―



『…うん…。一回切ってもう一回電話するね?』

「わかった。嫌かもしれないけど…大丈夫! 鈴実は何も悪い事してないんだから」

大丈夫…
その言葉が勇気をくれた。


…私の父親は、いつもそうだったんだ…
忘れかけていたけれど。

忘れては…いけなかった。


『お父さん! 助けて…プロフィールサイトに勝手に私の事書かれてたの!』

それを聞いて父はキッと眼を強ばらせた。


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