続・いじめ ―終わらない想い―


電車に乗り、他愛もない話をして時間が過ぎた。


――教室前…


教室のドアを開けるとき。それが一番緊張する。

「だよねー!」

笑い声が絶えないような明るいクラスが、ぴたと静まる。視線の先は、私にあった。

ひそひそ話。


負けないと決めたのに…プロフがまだ消されていないのだろう。

涙は流さない。決めたから…

柚は、他のグループの子と話していた…。
柚の方に行こう。そうすればまた…


< 40 / 138 >

この作品をシェア

pagetop