続・いじめ ―終わらない想い―
柚の話によるとこうだった。
柚と私は…同じ誕生日で生まれた…。そして、同じ病院だった…
しかし、総合病院だった為 病院が混んでいた事もあり…
私達は隣の病室の子供…―つまり私――と
沙織お母さんが亡くなった病室で生まれた子供…―柚――と
何らかの手違いで入れ替わった。
柚には、よく見ると小さな傷があって…でも、皆 気づかなかった。
…つまり 生まれた直後は鈴実は柚だった。
そしてその後…お父さんが行った時には…。
「…なんて、あるわけないでしょ?」
『…は?』
「この…あんたのお父さんは、うちが買収した」