続・いじめ ―終わらない想い―


泣き崩れるお父さんに、かける声もなく…

玄関先から、リビングへと歩いた
使われなくなっていた弁当箱。


…これ…学校に持って行ってた
そして あの日までは…

柚と楽しく話してた

どうして…変わっちゃったんだろうね…。


…そういえば、
柚の変化が訪れたのは…

ちょうど…私が〝お弁当〟の事話した時だった。


〝柚…いつも買い弁だけど、親とか…〟

あの時、確かに私はそういった。

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