続・いじめ ―終わらない想い―


…その時…

柚は、どう思った?
私達は同じ両親を持つ双子だった

でも…私だけ…。私だけが…


「あんたに何がわかるわけ!?」

柚は そう叫んだ…


あの時…
気づいていたなら…。

あの時…
知っていたなら…。


「鈴華の親は…生きていないと聞いた…」

柚は…50代の夫婦に拾われた
その夫婦が…何年前かに死んでしまった…

だから…いつも…。


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