幕末の想いはココに
着付けが終わり、友達と外に出た。
外国人観光客も多い
皆が私達を見ていく

ものすごく恥ずかし様な気がしてきた

「恥ずかしすぎる!!きいは平気なの??」

えっそりゃ恥ずかしんですけど!!!

「なんか堂々たる姿に引きそうなんですけど」
友達のその一言に首をかしげた。

「えっ、堂々としてないし!!私だって恥ずかしいよ!!!」

どうしてそう見えたのか謎だけど……

あまりにも目立つから、お茶にしようとお店に入った。


「きい〜なんか思い出せた??」

「ぜーんぜん……もう、逆に悩み増えてきたよ〜」

ホント…何なのよ

「あら、可愛いお客さんだこと」
そう言いながらお婆さんがお茶を運んできた。

「修学旅行かい??」

「は、はい、その思い出に着物着てみようかな〜って思って」
そう言うと、お婆さんはい私の顔をマジマジと見てきた。


「え〜っと、、、何か付いてますか??」

お婆さんはい、目を丸くして奥に戻って行って。
2人で、何だろうと顔を見合わせていると、お婆さんが何かを手に戻ってきた。

手にしていたのは、一冊の本だった。

「これはねぇ、私のお祖母さんから頂いた物なんだけどね、、、この本で見た方に貴方がとてもそっくりでねぇ、、、」

お婆さんが開いたページには、着物を着た女性の写真が載っていた。

「ねぇ!!きい、これはあんたじゃないの!!!」

< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop