唯一愛した君へ
『………?』
シンはあんまり自覚がないようで、キョトンとしていた。
その顔も、なんだか新鮮だ。
『いや、いいのっ!
それより……あたしなんかにチームの人紹介しちゃって大丈夫なの…?』
そういうとああ!と納得したような顔をした。
『大丈夫やで。優梨やし♪』
笑顔をくれて、ホッと安心と嬉しさが募る。
そのあとシンは彼を紹介してくれた。
『こいつは裕也!優梨と同じ年で、同じ学校なんやで☆』
えっ…と思って彼を見た。
そしたら、さっきまであまり表情のなかった彼が、軽く笑ってくれた。
シンとも鷹巳とも違う美形。
綺麗系っていうのかな?
絶対モテそう…こんな人いたんだ。