唯一愛した君へ
今も鮮明に残るのは、本当に記憶に残っている大きな出来事だけ。
初めて会ったときのこと。
再会して付き合った時のこと。
初めてキスをしたときとか
初めて抱かれた時のこととか。
それから…いろんな笑顔の仕方はは今もちゃんと覚えている。
タバコを持つ長い指も。
ああ…そうだ。
あなたが泣いた日。
今思うとあの日から…今の未来の運命へと、少しずつ進んでいっていたのかもしれない。
本当のあなたを知って。
そして、あの日が来た―――