唯一愛した君へ




嬉しそうに笑顔でそう言ってくる慎斗さん。

女の子が喜びそうな言葉をよく知ってそう。

それに笑顔。
男の人だけど魅力的だった。



その笑顔と言葉で一体何人の女の人を落としてきたんだろう?

なんてふと思った。





『……シン……?』


『そっ!シントって言いにくいやん?
それにシンは英語だと光って意味やねん。ええやろ?

せやから優梨は俺のこと、シンって呼んでや☆』




歯を見せてニィーと笑いかけてくる。

何故彼はそんなに楽しそうなんだろう?


言うてみ?と聞こえてくるようだった。




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