ラビットガールに恋をして


「んっ?あれっ?」

私が不思議そうに思っているのに対し
ユキは更に身体をくっつけてくる。



あれっ?私のお腹に何かが当たってるぞ?んっ?



「あれっ、ユキちゃん……んっ?」


「…スバルさんって…なんだかいい匂いしますね……それに柔らかい…」


んっ……なんだか、えっ??
ユキちゃん?貴女いったいどこ触ってるの!えっ??
ユキの右手がさするように
スバルの細い腰を撫でる。


「スバルさん………シャツのボタン……外していいですか……。」


甘いユキの声が部屋に広がる。
あれっ?思ったより、低くないか?

いや待って、ダメだろ。
私女の子好きだけど、そういう性的な意味じゃなくて……えっ??
それに、上半身をくすぐるように大きな代物は……



「…待ってユキちゃん!」

すでにボタンを外しに掛かっているユキの手をなんとかくい止めるスバル。



「どうしました?」




「いや、あのね、ユキちゃん。気持ちは嬉しいんだけど、ね。
私、そういう意味でユキちゃんのこと、見てるわけじゃないの、ね。
女の子は好きなんだけど……
そういう意味じゃないんだよね。」



「スバルさん……」



落ち込んだようなユキが訴えるような瞳でスバルを見る。


「どうしたの?」



「オレ、男です。」





「はっ?」
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