俺に恋焦がれろ
「七海行きなさい、あの約束を・・・」
壮介に向かってあるきだした。
小さい頃の
会話が流れ始めた。
「パパがね、しゅきな男の子とチューしたらね、いいんだって しょうちゃんしゅき・・」
「僕もなっちゃん好きだよ、チューして」
「なっちゃん大きくなったら僕のお嫁さんになってね」
「ん、しょうちゃんしゅき、大きくなったらお婿しゃんになって、なっちゃんお嫁しゃんになるぅ」
なっちゃん・・・・・
そうちゃん・・・・・
「なっちゃん、おいで僕の元へ・約束果たすよ、お嫁においで」
「そうちゃん、行く」
抱きしめた。涙でグショグショになりながら・・・・・
「田野倉さん、副社長横取りしないでよ」
「気持ちよく社長が開催してくださったパーティを汚す、あの時に終わったんでないの、私を罵るなら罵ればいいけど、親の会社くらい、この業界から追放すること分けないんですよ、それでもいいならいくらでも公衆の前でやりあげればいい、この先あなたたちには、付き合っていい人はでてこない、わかったならここから出ていって」
「なに?一般庶民が副社長とどうこうしようとしても、できるわけないでしょ?」
「七海よくがんばった。行こうか?未来の息子も今後の打ち合わせでも」
「副社長も行くの?そんなちんけな女にうつつ抜かさないで私と・・・・」
「今そういっていられるのも時間の問題だからな?」
「社長抜けます、後始末よろしく」
「あぁ・・・・・」
さぁ行こう、俺たちだけのパーティに・・・・