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すると、みんながざわついた。

単なる推測だが、普段クラスの端のほうで静かに暮らしている木野が、クラスの中心にいる女子に口を出したのが驚きなのだろう。

クラスとはそんなものなのだ。

文化祭などの行事になると日常が色濃く出てくる。

中心メンバーが人間だとすると、私たちはアリ。

アリなんかいてもいなくても変わらないのだ。

しかし、弱いくせに闘おうとすると目をつけられる。














そして…




















つぶされる。

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