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私は再び神無月の横に座った。
そして、自分の過去を話した。
不公平だと思ったからだ。
それと知っていてほしいと思ったからだ。
神無月は何を言うわけでもなく、ただ黙って聞いていた。
私が全てを話したとき
「花音は俺とは違う辛さを味わってきたんだな…」
とこぼした。
「でも、私は悠紀さんよりも母に愛されてました。」
「俺だって愛されてなかったわけじゃない」
「でも…それよりも悠紀さんが本当の愛を知ってくれて良かった…」
わたしの今の気持ち。
「なんでだ?」
すごく不思議そうに神無月は私をのぞく。
私はまっすぐ見て
「だって、もし悠紀さんがそのまま気づかずに過ごしてたら、私は悠紀さんと会えなかった…もちろん悠紀さんははるちゃんにも拓翔さんにも昴にも会えなかった…そんなの寂しすぎます…だから…」
私は自分で言ってるにも関わらず、恥ずかしくなってきた。
真っ赤な顔を隠そうとうつむく。
頬が熱を持ってるのが分かってなおさら恥ずかしい。
「俺もだよ…」
私は小さなその声を聞き逃さなかった。
「俺も花音に会えて…みんなに会えて感謝してるんだ。」
そして、自分の過去を話した。
不公平だと思ったからだ。
それと知っていてほしいと思ったからだ。
神無月は何を言うわけでもなく、ただ黙って聞いていた。
私が全てを話したとき
「花音は俺とは違う辛さを味わってきたんだな…」
とこぼした。
「でも、私は悠紀さんよりも母に愛されてました。」
「俺だって愛されてなかったわけじゃない」
「でも…それよりも悠紀さんが本当の愛を知ってくれて良かった…」
わたしの今の気持ち。
「なんでだ?」
すごく不思議そうに神無月は私をのぞく。
私はまっすぐ見て
「だって、もし悠紀さんがそのまま気づかずに過ごしてたら、私は悠紀さんと会えなかった…もちろん悠紀さんははるちゃんにも拓翔さんにも昴にも会えなかった…そんなの寂しすぎます…だから…」
私は自分で言ってるにも関わらず、恥ずかしくなってきた。
真っ赤な顔を隠そうとうつむく。
頬が熱を持ってるのが分かってなおさら恥ずかしい。
「俺もだよ…」
私は小さなその声を聞き逃さなかった。
「俺も花音に会えて…みんなに会えて感謝してるんだ。」