Share Heart
嫌でも蘇る記憶。

家に戻れば何をしなくとも、映像が流れる。

「…お姉ちゃん?大丈夫?」

「あっ、うん。相変わらずだね…この感じ。」

何というか、洋画に出てきそうだ。

高そうな壺が置いてあったり。

よくわからない絵画が飾られていたり。

自慢してるみたいですごく嫌だ。

「変わらないよ。何か大きなことがない限り。」

何か大きなこと。

変えたいと思う気持ちは同じだ。

でも、あの2人を動かすにはそうとうのものが必要だ。







そして、大広間のドアを開けた。
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