☆腹黒王子に溺愛された悪女★
な、なんだって!?
それって...
「完全に利用されてんじゃない、私!!」
じゃあ、女子が私に対して良く思わないのって性格の悪さと、
アンタのせいでもあるのか!!
「確かに私はアンタを好きになんてならないわよ!だけど、利用される筋合いはない!」
「カッとならないでよ」
この後に及んで
呑気に笑いかける滝川。
コイツは...
思った以上に黒い!!
「金輪際、私に近寄らないで!」
「なんで?」
「馬鹿ですか!?嫌いだからよ!!」
「へぇ」
「それと、今後一度でも私を利用したら...その仮面剥がしてやるから!」
「...わ、悪女は言う事がいちいち怖いね〜。分かったよ、覚えとく」
高校を入学して一年と数ヶ月。
奴と出会って数日。
平穏な日々が別れを告げていた。
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