逆転LOVER☆
風の音と授業の始まりを告げるチャイムの音。
裏庭の大好きな友達の下で、
大好きな人の弱々しい姿を見て抱き締めるあたし。
2度ある事は3度ある。
だけど3度目はこれまでとは違う。
あたしの腕の中で小さく言った先輩の言葉に、
ほんの少しでも期待してはいけませんか。
これが嘘だとしても、
今はまだ夢を見ていてもいいんでしょうか。
「カッコ悪いね俺・・・、けど無理・・・俺の側にいてよ。」
その言葉の真意を、
今はまだ聞きたくありませんでした。