逆転LOVER☆
その時、背後から来るモノに気付かなかったあたしは、
肩を叩かれ静かに振り返る。
「うぎゃーーーーーーーーーっ!!」
あたしの叫び声で逆に驚かされたお化け役の人は、
タジタジと暗闇の中へ消えていく。
「お、おい・・・」
さっきよりも近くで聞こえる三澤くんの声。
嗅いだ事のない香水の香り。
佐野先輩の甘い香りとは真逆で、
少し鼻にツンとくる匂い_______…
視界いっぱいに見える白い生地。
こ、これは・・・そ、その・・・何かの間違いでは?