逆転LOVER☆








あたしは三澤くんに抱き着いている状態で、

三澤くんは上からあたしを見下ろしている状態。






状況を理解したあたしは、

バッと三澤くんから離れた。



慌てるあたしをよそに三澤くんはいつもと変わらない様子。









「あ、あの・・・ごめんなさい!つい・・・っ」






これはその・・・間違いで、

咄嗟に近くにあった避難場所にかけこんだと言うか・・・、









「あぁ別にいいけど・・・。早く出た方がいいだろ」







普段と変わりない三澤くんは、

こんな状況でこんな場所でもクールです・・・。






小さめの歩幅で三澤くんの後ろについていくと、

三澤くんの足が急に止まり______…




あたしは三澤くんの背中に頭突きしてしまった。







< 138 / 249 >

この作品をシェア

pagetop