逆転LOVER☆
忘れな草。
三澤くんの家に来るのはこれが2度目。
家具の置き場を変えたのか、
あの頃と少し部屋の雰囲気が変わってる気がする。
「ミャーミャー」
足元にまとわりつくミヤちゃんが可愛いくて、
お構い無しに部屋を駆けずり回った。
「ミヤ、おいで」
三澤くんの口から「おいで」などとは・・・。
ミヤちゃん愛されてるんですね・・・だいぶ。
「適当にくつろいでいいから」
あ、はい・・・。ではお言葉に甘えて。
あたしは両足を崩し、
煎れてくれたコーヒーを1口飲み、
気になるモノを見つけた。