逆転LOVER☆
「いつも笑ってりゃいいのに」
不意にそんな事を言う三澤くんに首を傾げる。
・・・あたし、い、今笑ってましたか?
「まぁ・・・なんでもいいんだけど」
「はい?」
「別に」
ちょっと不思議な三澤くんだったけど、
その後ミヤちゃんと遊んだ。
相当な愛猫家なのか、
普段とは想像も出来ない溺愛っぷりを見て笑った。
忘れな草。
その花言葉と同じように、
あたしも永遠の愛を先輩と誓えたら、
きっと三澤くんのお母さんと同じ様に幸せなんですよね。
そんな事あるわけないのに、
あたしは馬鹿だから考えてしまうんです。