逆転LOVER☆







「いえ・・・、市川さんは悪くないですし。」







場所がたまたま被っただけだし、

それに・・・きっと接点を持つ事もない。



楽しそうに友達と話す佐野先輩は、

きっとあたしがいる事すら気付いてないんだと思った。








「片瀬、ちょっと手伝って」







火をおこそうとしてる三澤くんに呼ばれ、

あたしは三澤くんのいる隣にしゃがんだ。








「何をしたらいいですか?」








「あー、やる事無くなったわ」









「・・・へ?じゃあまた何かあったら手伝います!」







そう言って立ち上がろうとした時、










「なぁ」







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