逆転LOVER☆
「俺は分かってたぜ~?あのレンズの奥に美貌が隠れてる事!」
何とも大袈裟だけど、
あたしの努力は無駄じゃなかったらしい。
佐野先輩に近付きたくて始めた事だけど・・、
初めての友達に初めてクラスメートとして認められた事が、
素直に嬉しかった。
「はい、静かにぃ~!片瀬の席は・・三澤の隣な!」
教室後方で小さく片手を上げているのが目に止まった。
三澤・・・君かぁ。
何かちょっと・・・怖い・・かも。