逆転LOVER☆
言い終わる前に、
あたしの口は翼くんの口で塞がれていて、
視界いっぱいに映る翼くんの顔________…
そっと唇が離れると、
薄く目を開けた翼くんがちらっとあたしを見る。
「・・・っ・・・」
恥ずかしがるあたしに、
甘くて低い声の大きな蜂はあたしの胸に棘を刺すのです。
「俺も好き」
近付いてくる翼くんの顔。
あたしに聞くかのように目で訴えた翼くんに、
あたしはそっと目を閉じた。