逆転LOVER☆
「あ、あの・・・あれ何て書いてありますか?」
あたしの席は1番後ろの窓側。
ここから見る黒板は視力の悪いあたしにはツライ。
コンタクト初めてだし・・・、
やっぱりもう少し度を上げた方がいいかな。
「ほら。」
三澤くんはあたしに、
書き写したノートを貸してくれた。
喋り方とか怖いけど、
意外と優しい人なんだと最近思う。
「あ、ありがとうございます。」
「それと、その喋り方やめてくんない?」
あぁ、そうだった。
話し方も変えていかなきゃですよね。