逆転LOVER☆
結局、負けたあたしは、
佐野先輩から1、2歩遅れて歩いている。
「むぅちゃん、早くおいで。」
そんなあたしを気にして、
佐野先輩は足を止めあたしに手招きする。
これは夢なんでしょうか・・・。
大好きな先輩が隣にいる。
それに・・・あたしだからいいって______
それってどうゆう意味ですか・・・先輩。
「ん?」
あたしの視線に気付いた佐野先輩は、
上からあたしを見下ろして「何?」と言わんばかりの顔。