逆転LOVER☆
最上級のおもてなし。
先輩から渡された番号。
だけどまだ1度もかけていない。
携帯には新しく佐野先輩の名前。
実感はないけど夢ではなかったらしい。
「あの・・・三澤くん、あれ何て書いてある?」
これもすっかり日課になった。
今では言い切る前にノートを差し出してくれる。
「無理してコンタクトしなくても良いんじゃね?」
「いやっ・・・でも、眼鏡はやっぱり・・・。」
三澤くんと話すのもだいぶ慣れてきた。
それに、
「誰も眼鏡になったからっつって、引いたりしねぇよ。少なくとも俺とさえは。」
三澤くんはなんだかんだ優しいんです。