逆転LOVER☆







もちろん顔なんぞ見れる訳も無く・・・、


ただ俯いたあたしに佐野先輩は言いました。









「口聞けねえのかよお前。」









その口調から怒っている事は察してたのですが、

あたしなんかが佐野先輩と言葉を交わすなんて事は・・・。






なんて考えていた時、


佐野先輩の一撃が頭上から降ってきたのです。












「どけよ、有害物質。」











頭の中で終わりの鐘が何度も何度も響いて、


流れ落ちる涙と共にあたしはその場から走り去りました。












それが去年の今日でした_____…







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