逆転LOVER☆
そうだっ・・・!
「あ、あの・・・これ。」
買ってきた差し入れを三澤くんに差し出す。
ほんの気休めにしかならないけど・・・。
「別にいいのに。」
「大した事じゃないので・・・っ」
三澤くんとはまだ少し上手く話せない。
性格の問題なのか敬語も抜けないし、
徐々にとは言われたものの全く抜けない。
「上がってけば?ミヤも懐いてんし。」
まさかの展開で返事に困ったけど、
足にまとわりつくミヤちゃんが可愛いすぎて、
少しだけお邪魔する事にした。