逆転LOVER☆
「三澤くん・・・お家の人は・・・?」
「ほとんどいない。」
ほとんどいないとは・・・。
あまり聞いてはいけない事だったでしょうか・・・。
具合悪いのに・・・食べる事とか大丈夫なのかな。
「別に困ってないし、俺片親でおふくろは仕事でほとんど留守。別に気にしてねぇから。」
やっぱり三澤くんは予知能力かなんかあるのか。
それにしても、
ミヤちゃんに構ったら構いっぱなしで、
大好きなんですね・・・猫。・・・意外。
三澤くんとミヤちゃんの絡みを見て、
自然と笑顔になった。
それに気付いたかの様に、
三澤くんは「待っとけ」ミヤちゃんにそう言うと、
立ち上がりリビングに向かう。
「わり、飲むもん出すわ」
お気遣いなく・・・。