優しい君との最高の恋




そう言って、服の袖をまくし上げると、左手首が赤く腫れている。


自分の表情が険しくなるのが分かる。




「ちぃ……ここ、赤くなってる」




「あっ、そこ……今日、お母さんに本、投げられて……」




「…ちょっと待ってろ、湿布、持ってくる」
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