羽鳥のくせに調子に乗るな!!
私は、掛けてある制服に着替えると
リビングに入って、イスに座る。
「はい、目玉焼きとパンと牛乳。
後は、ヨーグルトね〜。」
そう言われ、机に出される。
目の前のイスと、その隣のイスを見てからお母さんに、問いかける。
「お父さんと、お兄ちゃんは?」
「お父さんは、もう行ったのよ。
お兄ちゃんは…まだ寝てるのかしら?」
お母さんが、ニコッと微笑んで言う。
「そうなんだ。
じゃあ、いっただきまーす」
そう言って、パンを口に含む。
すると、リビングのドアが開いた
「おはよ」
「あら、裕典、起きたの?」
………また、夜まで遊んでたんだろうな
ジーッと兄のことを見てると、兄は私の前に座る。