羽鳥のくせに調子に乗るな!!



私が、来るのが早いから驚いているのか目を開けている。

私は、どうしたらいいのかわからなくなって、視線を逸らした。


「あ、おはよう。」

「え?あ、おはよう…」

突然、話しかけられてびっくりしたけど声を出しながら、後ろを向く。



「さ、佐伯くん………」

そこには、笑顔の佐伯くんが立っている。

う、うわぁ……。

気まずい。



そう思ってると、佐伯くんが口を開いた。


「早いね」

「今日は、目が覚めちゃってさ〜」


なんて、話をしてくれたから、話しやすくなっていつも通り話しながら教室へ向かったーーー。






ドアを開けると、のっちが、読んでた本をしまいながら私に話しかける。


「早くない…!? 何か、あったのね…」

なんて、心配してくるから「何もないよー」と笑った。すると、ホッとした顔をしてまた本を読み始めた。





< 112 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop