羽鳥のくせに調子に乗るな!!
私が、来るのが早いから驚いているのか目を開けている。
私は、どうしたらいいのかわからなくなって、視線を逸らした。
「あ、おはよう。」
「え?あ、おはよう…」
突然、話しかけられてびっくりしたけど声を出しながら、後ろを向く。
「さ、佐伯くん………」
そこには、笑顔の佐伯くんが立っている。
う、うわぁ……。
気まずい。
そう思ってると、佐伯くんが口を開いた。
「早いね」
「今日は、目が覚めちゃってさ〜」
なんて、話をしてくれたから、話しやすくなっていつも通り話しながら教室へ向かったーーー。
ドアを開けると、のっちが、読んでた本をしまいながら私に話しかける。
「早くない…!? 何か、あったのね…」
なんて、心配してくるから「何もないよー」と笑った。すると、ホッとした顔をしてまた本を読み始めた。