羽鳥のくせに調子に乗るな!!
うん。
なんで、今更あいつのことなんて。
「……ふぅん。
そう、それで気になるんだ?」
「えっ、?」
のっちにそう聞かれ、すぐに声が出る。
な、なんで……
「気になるんじゃないの?
その、羽鳥の気持ちが。」
「別に、違うし……。」
違う。
あんなやつのことなんか気になんない。
そう思ってると
「はあ、まあいいけど。
明日、みんなの前で発表されるの
楽しみだね」
え、何をですか?
ポカーンとしてると
「じゃあね、"実行委員さん"」
そう言って電話を切ったのっち。
………やられた。
「のっちのあほーー!!」
私は、枕でベッドを叩きながら
そう叫んだ。