羽鳥のくせに調子に乗るな!!



「……ふぁ…」


渡して、羽鳥が手紙に目を通してると
眠さが襲ってきてあくびが出た。



「……なに、眠いの?」

羽鳥がこっちを見てそう聞く。


「今日早く行ったから眠いの。
てかアンタ元気じゃん」


私が呆れながらそう言うと


「いつもギリギリのお前が?」

「委員会の仕事。早く終わらせようって佐伯くんと話し合ったから早く行っただけ」


私がプリントを整理して言うといきなり黙る羽鳥。





な、なによ。


そしてプリントを渡そうとすると
パシッと手を掴まれた。




「………お前さ、佐伯のこと好きになんなよ」





………は?

なに、言って……。



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