羽鳥のくせに調子に乗るな!!
「別に。今入るところだった」


そう言うと、ガラッとドアを開けて中に入る。


なによ、私だけこんなに気にして……。




気にして……。



だからなんでこんなに気にしてんの。




自分の気持ちにもわからなくなってイライラが募る。



私はマフラーに顔を埋めながら、席に着くとすぐに鞄をおいた。




「朝から不機嫌な顔ね、
昨日何があったのよ」


ぶぅっと口を膨らませてると、のっちがそう聞いてくる。


「……もう、何もかもわからなくてイライラする」


そう言ってから昨日のことを全部話した。










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