羽鳥のくせに調子に乗るな!!



いつも、朝学校に行くと
小泉たちと話す。


「よっ、昴〜!」

「おー、何の話?」

そんな会話をして、
チラリと教室を見渡す。



「今は〜こいつのパンツの話!
ってか、聞いてるー?」


「…………ん?
あ、パンツって……」


多分、それだけ集中して見ていたんだろう。




それから、ドタバタ走る音が聞こえて
ガラッとドアが開く。



「うぅ〜っ、寒いっ!!」




また、遅刻ギリギリか。





「はぁ〜、のっちー!!
寒いー」


「もう、バカね。」



すぐに、千田のところに行って
今日も愚痴ってる。



はははは。




嫌われたもんだな





「……早坂には言われたくねえけどな」


なんて話に入り込むと
癒そうな顔をしてこっちを見る。


「はぁ? アンタ、頭おかしいの?」

なんて真顔で言われて、




さすがに、傷つくぞ。




…………俺だって嫌いだなんて言いたくなかった。




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