羽鳥のくせに調子に乗るな!!



「……あ、のっち。」

私が名前を呼ぶ。

「アンタさ、羽鳥のこと好きなの?」





のっちの言葉に、何も言えない。




好き?




私が羽鳥のことを?







ありえない……よね?






「ないない!」


私が、手を横に振りながらそう言うと


「じゃあ、佐伯と付き合う?」




え?



「それも……ないよ……」


私がそう言うと


「ふぅん。」

それだけ言って、私に手を指し伸ばした





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