相合傘〜黒板のジンクス〜
「おい、何笑ってるんだよ。キモいぞ。」
「んなっ!あ、ありえない!」
今さっきまでいいやつだなって思ってたところなのに〜!!
「うそ、うそ。好きだよ。雪菜の笑顔。」
うっ‥‥そういうことさらっと言われるとなんか照れる。
あんまり言われたことなかったし。
「ねぇ、なんで私のこと好きになったの?」
「は?それ聞くか今?」
「え?聞いちゃいけなかった?」
「まぁ、別にいいけど。」
「なんだろうなー。最初は別に雪菜のことなんてどうでも良かったんだけどさ。」
な、なんかさらっとまたひどいことを。
そりゃあ、あの時は面倒を押し付けられただけなんだしね。
そう思うのはおかしいことじゃない。