相合傘〜黒板のジンクス〜


いきなりなに⁉︎

どうして‥こんなことするのよ。


「耕祐っ、やめっ‥」


「好きだ。」



そう言うと耕祐は抱きしめる力を強めた。


うっ、苦しい‥。

なんで、こんなことに‥。



耕祐はなにを思って私に『好き』なんて言ったんだろう。


そう思っていたならなんであの日に‥そう言ってはくれなかったんだろう。


この教室で相合傘を黒板に書いた日、

あの時耕祐、相合傘見て言ったよね


『消しとけよ』って



そう言ったよね。
少し不機嫌そうな顔して


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