相合傘〜黒板のジンクス〜


「耕祐‥離して、お願い。」


いつもより少しトーンを落として言ったからか耕祐はなにも言わずに離してくれた。


ちらっと耕祐の顔を見たらすごく悲しそうな顔をしていて、すぐに目を逸らした。


その表情をさせてしまったのは私だから。


ちゃんとけじめはつけなきゃだよね。



< 159 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop