相合傘〜黒板のジンクス〜


雪菜は頭にはてなマークを浮かべていた。


「ははっ、その顔だと気づいてないみたいだね〝ゆっちゃん″」



「〝ゆっちゃん″って‥‥えっ⁉︎」


「お!、思い出してくれた?」



ま、まま、まさかっ、



「いっくん⁉︎」


「そうそう、いやぁ〜思い出してくれて嬉しいよ。」



まってまって!あのいっくん⁉︎

ほわほわしてたあのいっくんなの⁉︎


信じられないくらいにカッコよくなってる。


私は唖然としてしまった。


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