相合傘〜黒板のジンクス〜
相合傘のジンクス
耕祐どこにいるんだろ
もしかしてもう帰っちゃったのかな?
学校中を走り回っている
あ、もしかして‥
私は思い当たるところへ行ってみた
そしたら‥
いたっ!
「こっ!‥」
雪菜は走るのをやめた
な、なんか急に怖くなってきた。
ど、どうしよう。
この先どうなっちゃうの?
不安で不安で仕方がない。
でも、前に進まなきゃ
なにも始まらない。
私は勇気を振り絞った。
「耕祐っ!!」
私の声に気がつき、耕祐は振り返った。
そして「雪菜⁉︎」とびっくりしすぎてなのか声が大きくて廊下に響いた。
私は耕祐に近づいた。