相合傘〜黒板のジンクス〜


「そんなこと言ってられるのも今のうちよ。あんなの知ったらあんた達だって何にも言えなくなるんだから」

何のことなの?

あんなのってどんなこと?
もう一度私たちを睨んだら藤堂さんは屋上を出て行った


「雪菜大丈夫⁉︎」

「由真‥ありがとう。私の代わりに言ってくれて」

「あれは、私が思ったことを言っただけだから。雪菜!あんなのに絶対負けちゃダメだよ!いいね!」

「うん」

そうだよね‥
あんなふうに言われたって私は耕助が好きなんだ

それは何があっても変わらない






< 52 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop