相合傘〜黒板のジンクス〜
「そんなこと言ってられるのも今のうちよ。あんなの知ったらあんた達だって何にも言えなくなるんだから」
何のことなの?
あんなのってどんなこと?
もう一度私たちを睨んだら藤堂さんは屋上を出て行った
「雪菜大丈夫⁉︎」
「由真‥ありがとう。私の代わりに言ってくれて」
「あれは、私が思ったことを言っただけだから。雪菜!あんなのに絶対負けちゃダメだよ!いいね!」
「うん」
そうだよね‥
あんなふうに言われたって私は耕助が好きなんだ
それは何があっても変わらない