相合傘〜黒板のジンクス〜


永江勇は親指で私の涙を拭いた

「あんなことでここまで笑えるなんてな」

ードキッ

涙を拭かれるなんて思っていなくてびっくりもしたけど、それ以上に永江勇が笑うたびに私の胸の鼓動が加速する


「もっ、もう大丈夫だからっ‼︎」

これ以上このままでいたらさすがにヤバイ!

「そうか?ならいいけど」


一歩下がって離れる私
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