Everlasting true love♡♥Ⅰ
え?
敬語?

海「一人でいたらまたナンパされますよ。」

気づいてないの?
この笑み、
海斗の作った笑顔だ。
気づいてないんだね・・・。

だから優しいんだね。
いくらもう関係ないと言っても
その顔は反則・・・
つらくなるからやめてって言ったのに・・・

乃「その顔、やめてください。」

海「え・・・?」

乃「見てるこっちが苦しくなります。」

海「・・・・。」

乃「助けてくださってどうもありがとう。
  さようなら。」

海「ちょっと待って!!」

走り去ろうとした私の腕をまたもや強く
引き寄せる。

海「なんで・・・?」

乃「気づいたか?」

海「あ・・・うん。」

乃「見ればわかります。
  作った笑顔だって。
  本当は苦しいんだって。」

海「見てれば・・・?」

乃「それだけですか?
  じゃあ、これで失礼しま────」

海「ダメ・・・。」

乃「は・・・?」


  ギュ


!!!!

今度は強く抱きしめられた。
後ろから!!
海斗の細く、でもたくましい腕が私の
体をつつむ。



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