運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
お母さんが来るまでの間、功太くんは肩車や高い高いなどの遊びで女の子の気を紛らわせてあげていて。
「すいません、本当にありがとうございました」
「いえいえ」
「お兄ちゃんお姉ちゃんありがとー!」
無事にお母さんと出会えた女の子は笑顔でお礼を言って帰っていった。
「ん?どうかした?」
「功太くんすごい!
小さい子の相手慣れてるんだね」
「うちあれくらいの妹居るから」
「功太くんっていいお父さんになれそうだね」
「そうかな」
少し照れたように笑う功太くんが新鮮でかわいく見えてしまって私も自然と笑顔になる。
「ふふっ」
笑ってる私を見てまた
功太くんは罰が悪そうな顔をして。
学校では見れない、功太くんの新しい優しい一面を見て心が温かくなった。
その後ようやくレジを済ませた里佳達と合流し、その日は解散した。