運命の人。~俺様教師と秘密の恋~

お昼休み、

お弁当を食べ終えて里佳と廊下を歩いていると、陽一と小宮先生が一緒にいるところを見かけた。


「あの2人よく一緒にいるよね~

付き合ってるって噂あるし、
やっぱり大人は大人同士が
お似合いだよね。

教師と生徒とかだったら問題じゃん?」


「…う、ん」


里佳の言葉が容赦なく
私の心に突き刺さってくる。


「私達にとって先生って身近に感じたりするけど実際手の届かない存在だよね。

私達は所詮子供で
あっちは大人なんだし」


「そうだよねっ」




里佳の言葉にただ
笑顔で頷くことしかできなかった。




体育祭のあの日から、

あの二人の関係はわからないまま、
はぐらかされたままで。




『教師と生徒とか問題じゃん?』



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